2025年11月18日、深センのINNO100ハブに100名を超えるAI起業家と投資家が集まり、「Crossroads AI Open Mic」が開催されました。議論の末に浮かび上がった結論は明快です。2026年の成否を分けるのは、技術的な優位性そのものよりも、グローバルでの課金を使いこなせるかどうかである、というものでした。
勝負を決めるのは「地味な」インフラ
WaffoのCMOであるEric Chu氏は、グローバル展開における「最後の1マイル」とは、収益の回収とSaaS税務コンプライアンスにあると指摘しました。一見地味なこの領域こそが、AIスタートアップの生死を分けるというのです。
Merchant of Record(MoR)モデルを採用すれば、開発者はコードに専念し、課金にまつわる煩雑な実務はWaffoが引き受けます。
現場で見えた3つの痛点
- SaaS税務コンプライアンス:50カ国以上にまたがるVAT/GST対応が、スタートアップに見えない負債を生む
- グローバル決済の失敗:購入意思があるのに決済が通らず離脱する「サイレントチャーン(静かな解約)」が起きる
- 不正とチャージバック:悪意あるチャージバックや不正攻撃が、資金凍結のリスクをもたらす
Waffoが示した解決の枠組み
Waffoは、MoRによる各国の税務・コンプライアンス・申告の代行、業種別のチャージバック対策、そしてApple PayやGoogle Pay、PIX、USDCを含む430以上の現地決済手段への対応を組み合わせて提供します。
ある事例では、データに基づく決済の最適化によってサブスクリプションの成功率が45%向上し、LTVは95%伸びたと紹介されました。
HSBCとの連携で口座開設も後押し
さらにWaffoは、HSBCとの協業による「ワンストップのグローバル口座ソリューション」を通じて、AI企業が海外口座をスムーズに開設できる体制も整えています。